ヒッチキャリアを考えてみた

ヒッチキャリアを考えてみた

軽トレーラーを牽引し出して、バイクの練習がとてつもなく楽しい最近です。
いきなりなんですが、どうせなら・・・ということで、ヒッチメンバーを活用できるモノはないか?ということで、色々見てたら、ヒッチキャリアにつきあたりました。

以前から、ヒッチキャリアのことは見てたんですが、何となく、色んな障壁があるような気がして、横目で流してたと言いますか・・・。

ということで、ヒッチキャリアに関する動画や情報を調べてみたので、そのことについて考えてみました。

いきなりですが、この記事の結論として言いたいことは、「軽トレーラーがあれば全て解決するんじゃないか?」という感じかなと思っています。

ヒッチキャリアの問題点

ヒッチキャリアって、結構市販されていますが、色々と問題があるんですね。

  1. 法律の区分によって解釈が分かれて、”違反切符を切ることも出来るし、言い訳をする事も出来る、ただし、警察に逆らうことは基本的には出来ない・・・”という曖昧なモノ。
    ヒッチキャリアに積載してもいい重さ、ヒッチキャリアの横幅、ヒッチキャリアに荷物を積んでナンバーが見えるかどうか・・・の3点がテーマになる感じでしょうか。
  2. 車によってはフレームに与える負担が大きい。
    谷川屋さんでルーフキャリアをつける時に、アドバイスいただきました。
    モノコックのフレームにはキツい・・・ということかなと、勝手に解釈しています。
    ラダーフレームの車であれば、少々の負担は問題にならないようです。
    10代目のシビックのフレームはモノコックではあるものの、補強の入ったモノコックなので・・・と思っていますが、専門家の目から見ると、どれだけ言っても”モノコックはモノコック”というところでしょうか。

でも、多分、色んな意味で大丈夫

あまり無責任なことは言えませんが、多分、悪質なカスタムをしてない車であれば、ヒッチキャリアは”概ねOK”という感じがしますね。
あくまで自己責任だったりするようですが・・・。
以下のような、ヒッチキャリア考察系の動画は結構あるようです。

で、コメントにも否定的なことは書かれてたりしますが、この動画の結論って、”切符切られる時は切られるよ。でも、現場の方々の判断によっては・・・なので、全否定は出来ないよね”ということかなと思っています。

法の解釈はぼくには分かりませんが、個人的には以下のことがポイントになると思います。

  1. THULEのようなブランドですら、ナンバーが見えなくなりそうなサイクルキャリアを売ってるくらいなので・・・。それ自体が問題というならば、メーカーがとっくに日本での販売を中止してるんじゃないかなぁ・・・と想像してたりします。
    極論、ナンバーの位置を変えれるステーをつければいいだけですし。
  2. 車検に通るか通らないか・・・はここでの議論のポイントはならないと感じています。
    車検違反のマフラーや車高なんてどれだけでも存在してますし・・・。
  3. 警察が無料車検を実施してたら、タイミングが悪い。
    ただ、荷物を載せ替えてナンバーの見え方や重さを解決出来たら、注意で終わる可能性が高いと感じています。

別にヒッチキャリアだけではなく、そういう諸々は色んなところであるようですし・・・。

ということで、多分、色んな意味で大丈夫なんじゃないかなと感じています。

ただ、以下のようなケースは完全にアウトかなと、個人的に感じています。

横幅が出すぎかなと思います・・・。
物理的に耐えれる耐えれない・・・ではなく、横幅が車幅を超えてる時点で、アウトだと思います。
構造変更でもしたのかな?

どうせなら・・・

でも、どうせなら、ヒッチキャリアを軽トレーラーにすれば、堂々と荷物を牽引出来るので、精神衛生上、好ましいんじゃないかなぁ?と感じてたりします。
だから、まぁ、ぼくはヒッチキャリアは買わなかったんですが・・・。

軽トレーラーには、自転車を何台か詰めますし、他にも荷物も詰めますし、トレーラーの上で洗車出来ますし、満足感も高いと思います。

特にヒッチキャリアにバイク積載になると、横幅と重さだけは誤魔化しようがないので、その日、警察の目に留まってしまうと、ほぼアウトですよね。汗
ヒッチキャリアに自転車や荷物でしたら、工夫のしようはあるかなと感じてます。
が、アウトになる可能性は十分にあるんですね。

なので、(場所はどこでもいいとして)サイクルキャリアをどうしても・・・というようでしたら、ルーフキャリアにしてしまうといいと思うんですね。

ぼくのルーフキャリアについてるサイクルアタッチメントは、自転車のフレームの構造上の問題があってフロントタイヤを外して乗せるタイプのサイクルアタッチメントですが、マウンテンバイクやロードバイクをそのまま乗せることが出来るサイクルキャリアもありますし。
ルーフキャリアがあれば、3台分くらいならサイクルキャリアを設置することはできます。

ここで、ルーフトップテントをつけたいし・・・という欲張りな方こそ、なおさら、軽トレーラーがあると更に便利ですよね。
自転車を積んで、ルーフトップテントを積んで・・・というならば、なおさら、軽トレーラーを使うべきかなと感じます。
そりゃ、ルーフトップテントをルーフにつけて、リアにヒッチキャリアで自転車を積めたら最低限のあれこれで済むかもしれないですが、正直、個人的な感想で言えば、”そこをケチる?”という気がしてならない感じです。

なので、もし、ヒッチキャリアにこだわるなら、程々の重さで、面積を取らないタイプの荷物を積めるように、、、という感じになるかなと思います。
でも、これって結構重要で、汚れ物を外に出せるって、結構大きなことだと感じています。
自転車を乗せたりするのもいいんですが、汚れ物を外に出すためのヒッチキャリアというのは大きな価値があるかなと感じています。

自転車や大きめな荷物に関しては、軽トレーラーかルーフキャリアで対応すると、万事丸く収まりやすいかなと感じています。

ヒッチキャリアと軽トレーラーの違い

ヒッチキャリアを使うくらいなら軽トレーラーがあれば万事丸く収まるというところだと思うので、押さえておきたいポイントを列挙しておきたいと思います。

  • 軽トレーラーは、車検が2年に一度ある。
  • 軽トレーラーを牽引すると、駐車場のスペースをもう一台分確保しないといけない。
  • ヒッチメンバーの垂直耐荷重と、ヒッチキャリアの耐荷重は違う。
    目に見える分だけの丈夫さだけでなく、全体のバランスを考えないといけない。
  • 軽トレーラーを牽引するためには、車を950登録をする必要がある。
    若しくは連結検討書が必要。
  • 車によっては、軽トレーラーを牽引すると、加速やブレーキなど、色んな面でキツい時がある。
  • ヒッチキャリアと軽トレーラー、イニシャルコストは実はそんなに変わらないかもしれない。
    THULEのサイクルキャリアとなると、中古の軽トレーラーより高い。
    ヒッチメンバーの問題をクリアしてるので、ヒッチキャリアも軽トレーラーも、一時的なコストは大差ない可能性が高い。
    ただし、配線加工の必要はある。
  • 軽トレーラーを牽引すると、高速道路の料金や最高速度に違いが出る。
  • 軽トレーラーには安全のためのフォロー機能がついてるけど、ヒッチキャリアにはフォロー的な機能はない。

という諸々があります。

総じて、軽トレーラーが充実しつつある最近であれば、ヒッチキャリアでリスクありの選択するよりも、軽トレーラーの方がスマートな気はしています。

締め

という諸々を感じた次第でございました。

色々調べてて思ったんですが、牽引の文化は、元々、アメリカやヨーロッパの乗り物文化が生み出したモノであり、それらを許容している社会でつかうべき製品であり、日本のようなグレーゾーンが多分に残っている地域では多用出来ない製品なのかもしれません。

多分、この手の問題を厳しくする法律はすぐにでもつくることが出来ると思うんですね。
ただ、ヒッチキャリアに関する製品が流通しすぎてたり、法律を固めると、無駄に配慮しないといけないことが多くなるため、グレーのままにしてる気がするんですね。

シーケンシャルのウィンカーやテールランプなども、その手の問題の一つかもしれません。
単なる仕組み化では解決出来ない問題が孕んでるんだと思うんですね。

まぁ、そんな諸々を改めて思ったというお話でした。
ただ、個人的に、THULEのリアにつけるサイクルキャリアはかっこいいからほしいなぁ・・・とは思ってるのが正直なところです。
使う予定も何もないんですけどね・・・。

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